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スタッフブログ

2021/09/07

コーヒーのご紹介(レストランフォンターナ)

まだまだ残暑が厳しいですが、みなさまお元気ですか。フォンターナのスタッフは今日も元気いっぱいです。

今回はコーヒーの紹介です。

レストランフォンターナではみなさんにフレッシュなコーヒーを飲んでもらうためにコーヒーマシンRCM-PF2HW-Cを導入しております。

粉の状態にしてしまうと急激に香りと風味が飛んでしまうのでコーヒーマシンがお客様が飲む直前に豆を挽き、香りと風味を損なわない状態でお届けしています。

 

コーヒー豆はレギュラーのホットコーヒーがアラビカ豆。少し甘めな味わいが特徴のスタンダードなコーヒーです。

ブレンドはアラビカ豆にイタリア豆を少しブレンドしています。イタリア豆は少し強めにローストしたかすかな苦味が特徴です。

少しライトなアメリカンは苦めなイタリア豆の方を使用しています。

これらの豆はコーヒー豆の種類なので産地はどちらもブラジルです。サッカーが強い国ですね。

これ以外にもミルクでマイルドなカプチーノとチョコレートの甘さが特徴なカフェモカがございます。その日の気分によって色々と違うコーヒーをお飲みになるのもオススメです。

コーヒーはイエメンとエチオピアのどちらかが発祥の地と言われています。

私は随分昔どちらのお国にも行ったのですが、どちらの国でもしっかりと自分の国がコーヒー発祥の地であると、伝説のシバの女王の出身まで含めて誇らしく主張されておりました。

ただイエメンのコーヒーは金属性のポットに粉を入れて煮詰め砂糖をかなりたっぷり加えたいわゆるイスラム風のコーヒー(かなり甘くて濃い目でした)だったのに比べ、エチオピアはお客の目の前でコーヒー豆をフライパンや鉄板で炒るところから始める随分と時間のかかるスタイルでした。主人と世間話をしながらゆっくりとコーヒーが出来上がるのを待ちます。こちらもやはり砂糖はかなりたっぷりいれます。

コーヒーはイスラム圏でかなりポピュラーな飲み物です。お酒が飲めないので代わりにコーヒーが嗜好品として好まれたという歴史があります。イエメンもしくはエチオピアからゆっくりとイスラム世界に広まったコーヒーはオスマン帝国にいたって大流行します。

西洋世界にコーヒーが一般的に飲まれるようになったのはけっこう最近でなんと17世紀まではあまり知られていませんでした(お茶の方がほんの少し先に伝来しました)しかし当時大帝国だったオスマン帝国から伝来した後は貴族も庶民も夢中になるほど大流行し、あの大バッハはコーヒーカンターターなどを作曲しています。

あの荘厳なマタイ受難曲やヨハネ受難曲を書かれた大バッハとはとても思えないほど楽しい小喜劇のカンタータです。主題は「コーヒーを飲むのをやめられない」です。大バッハともゆかりの深いフリードリヒ大王がコーヒー禁止令を出したというのも面白いですね。禁止しなければならないほど当時流行っていたということでしょうか。ベートーヴェンもかなりのコーヒー党で、あの傑作はコーヒーがあったからこそ書けたのかもしれないですね。

 

日本でのコーヒーはさらに最近で江戸時代に少量長崎で飲まれていたという記録がありますが、ある程度一般化したのは大正時代。あの自由な大正デモクラシーの時代からです。 

柳川出身の北原白秋が主催した「パンの会」はヨーロッパのカフェ文化をモデルにしてコーヒー好きが多数集まっていました。北原白秋はかなり多くのコーヒーをテーマにした詩を書いています。北原白秋の短歌ではこういうのもあります。

 

やわらかな 誰が喫みさしし 珈琲ぞ 紫の吐息 ゆるくのぼれる

 

秋はコーヒーを飲みながら北原白秋や木下杢太郎の詩など読むのも良い午後の過ごし方かもしれません。

皆様のご来店をお待ちしております。

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