Hotel Verde Blog
スタッフブログ
2025/03/04
梅と桜
ホテルヴェルデスタッフブログをご覧の皆様、こんにちは!
施設部の祖父江です。
三月に入り、いきなり暖かくなりまして(ろくに天気予報を見ていなかった為、、、)
今朝の出勤時に慌てて春用の衣類を出しました。
寒の戻りがあるかとは思われますが、空気の匂いもすっかり春めいてきました。
さて三月と言えば、ひな祭り・卒業式・お花見・ホワイトデー等が連想されますが、
本稿では「お花見」についてのお話をご紹介いたします。
「お花見」の風習は、奈良時代頃にはあったようですが、当初は「梅」を鑑賞していた
ようです。平安時代頃からは「桜」を鑑賞するように変化したと考えられます。
万葉集に詠まれた花=「梅」が圧倒的に多く、古今和歌集以降に詠まれたものでは、
花=「桜」に変わっていきました。
※万葉集の編纂時期は奈良時代末期で、古今和歌集の編纂時期は平安時代前期である為。
恐らくは、原産地の違いによるのではないかとの考察もあります。
遣唐使(飛鳥時代~平安時代にかけて)による中国との交流で、中国原産の「梅」が
クローズアップされていたのかも知れませんね。
しかし、何故に「お花見」=「桜」なのでしょう?
桜は日本古来の花であり、昔から神が宿ると考えられていたからこそ、と推察されます。
「桜(サクラ)」の語源とされる説のひとつに、
山や田の神である「サ神」と、神が鎮まる座を意味する「クラ」という言葉を付け足して
「サ神が鎮座する木」ということで「サクラ」と呼ぶようになった、というものがあります。
サクラが咲くということは、田の神様が山から降りてきた証であると考え、桜の開花を目印
に田植えを開始するということをしてきました。
また、別の説では、古事記に登場する女神・コノハナサクヤヒメの名前から「サクヤ」が
訛って「サクラ」という風になったとも言われております。
※コノハナサクヤヒメ(木花咲耶姫)とは、日本神話に登場する女神で、「美人薄命」の
象徴とされています。
梅見や花見(花見=桜鑑賞です)の名所は、荒尾市・大牟田市近辺にたくさんありますので
お出かけの道中に、当ホテルでのご飲食や温泉(天然泉循環ろ過式です)或いは、ご宿泊
も視野に入れて頂けましたら幸いです。
それではまた。
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